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大阪はポン酢の消費量が多い?ふぐ料理だけじゃない!お土産にも最適

旭ポンズ、馬路村のポン酢

先日、関東育ちの友人が関西出身の男性と結婚しました。

新婚ホヤホヤ、

料理上手で評判だった彼女が張り切ってごはんを作ったのですが
人生で初めて手料理を美味しいと言ってもらえなかったらしく大ショック。

「大阪の人の味の好みはどんな感じなの?
大阪の家庭で一番メジャーな調味料やメーカーって何?」

と泣きついてきました。

関東と関西は食文化が大きく違うんですよね。

ひと言で言えば関東は全体的に味が濃いように感じます。
(そばのつゆなんか見た日には倒れそう)

だけど味付けという根本的なことって
急に変えることができません。

ならば、メジャーな調味料、
大阪人のほとんどが大好きな調味料、

いや
「大阪のソウル(魂の)調味料」といえる
ポン酢を活用することで料理の趣向を変えよう!

大阪ってポン酢の消費量が多いの?

「関西の1世帯あたりのポン酢購入金額は、関東の約2倍」

だそうです。
出典:[日本経済新聞大阪夕刊いまドキ関西2011年12月7日付]

その理由として

・てっちりに代表されるふぐの消費量が日本一で
ポン酢でふぐを食べることから浸透した

・鍋文化の違い(水炊き)

から、関西ではポン酢を家庭に常備するのです。

■ スーパーで売っている種類も多い

関東の一般的な店舗に置かれているポン酢は
15種類程度ってホントですか?

画像は私の近所の調味料売り場で、
赤枠で囲んだところがすべてポン酢です。
数えたら35種類。
これくらいのラインナップが普通です。

大阪のスーパーのポン酢売り場

■ 鍋文化の違い

鍋料理って便利ですよね~。

冬の間なんか「鍋にしよう!」って
材料を切るだけで済むし、洗い物も少ない。
人が集まるときにも便利。

この「鍋」、関東とはかなり事情が違うようです。

関西では

・すき焼きよりしゃぶしゃぶ
・寄せ鍋ではなく水炊き
(福岡の水炊きとは別物)

なんです。
ちなみに同じ理由で

・すき焼きより焼き肉

です。

味が付いたものよりも
煮る、焼く、だけにして
タレで食べ分けることを好みます。

肉をゴマダレで、
野菜をポン酢で食べるなど複数のタレを用意します。
ポン酢は絶対に欠かせませんね~。

☆関西の水炊き

関西の水炊きは、ある程度はだしを取ります。
本来は昆布だしのみで味付けを加えずに煮るために「水炊き」と言いますが

昆布だしといっても実情は

「昆布はカッコつけるために入れるだけで、ほとんど水」

という家庭が多いです。
(4人分の土鍋に10cm角の昆布を入れる程度なので^^;)

豚か鶏、子どもがいれば鶏団子やウインナーを入れるので
それでだしが出て、そのだしで野菜を炊いていきます。

☆だしの素などを入れるのは既に水炊きではない

水炊きのだしは、あくまでも昆布だしまで、です。

「醤油はもちろんのこと、
白だしやだしの素さえ入れることすら許せない、
色のついたスープの鍋は大嫌い」

という人もいます。

います、というよりも関西では多数派。

寄せ鍋は嫌われるんですよね。

どれくらい嫌われるかというと、
忘年会シーズンは店側の都合で

「コースでないと予約が取れない」

場合が多いのですが、
このコースのメイン料理が鍋であることがほとんど。

水炊きならまだ許されるけれど
寄せ鍋であった場合は

「ちゃんと確認しとけよ!」

と幹事が罵倒され、場はしらけたまま盛り上がらない

というくらい嫌われています。

だって同じ味が続いて飽きちゃうんだもん。

大阪で有名なポン酢、おいしいポン酢は?

関西でポン酢といえば
八尾市に本拠地のある「旭ポンズ」が有名ですね。

他には

・大阪市平野区「勝貴屋」(しょうきや)の手作りポン酢

・「手造りひろた食品 ひろたのぽんず」

・モンドセレクション受賞の「うらら香」(和泉市)

などがあります。
私は「勝貴屋」や「ひろたのぽんず」「うらら香」は買ったことがないんですよね。

関西人はある意味実利的で

「おいしかったらどこのんでもエエやん」

と、産地にはこだわらず
他府県のものも含めて好みのポン酢を探します。

酸味が強いのが好き、まろやかなのが好き、
柑橘類によって好みが分かれる、しょうゆが利いているのが好き、
など家庭によっていろいろ。

旭ポンズ、馬路村のポン酢

(友人に贈るために袋に入れてます^^;)

わが家の定番は
この「旭ポンズ」と「馬路村ゆずポン酢」の2つと、
調理用に大手メーカーの味ぽんレベルのものを1つ。

お財布がキビシイときは旭ポンズを
「板前手造りポン酢」に変えたりします。

水炊きをするとき
食卓にポン酢が2~3本並ぶのは珍しい光景ではありません。

ふぐ料理以外のどんな料理に合う?ポン酢の展開例

最近はたこ焼き屋さんのメニューにソースと並んで
常時表示されるようになっています。

どんな料理にでも使いますよ~。

■ ポン酢はこんな料理に合う

水炊き、湯豆腐はもちろん・・・
ソースや醤油の代わりに使う感じで考えていただければいいかな。

・揚げ物

とんかつ、天ぷら、牡蠣フライ、魚のフライ

・焼き物

ステーキ、トンテキ、餃子、焼き魚(青魚に特に合う)、
焼きナス、ハンバーグ、魚ときのこのホイル焼き、たこ焼き

・蒸しもの

シュウマイ、豚まん

・生物

生春巻き、カツオのたたき(ポン酢と万能ネギとマヨネーズ)、
冷奴、サラダ、冷しゃぶ、おひたし(ほうれん草や小松菜)、
白身のお刺身、ハモ、なまこ、などなど

■ ポン酢のチョイ足しワザ

・ゼラチン・寒天を加えてポン酢ジュレに
・大根おろしに足す(ノンオイルドレッシング的な使い方)
・だしで割る
・オリーブオイルで割ってドレッシングに
・コチュジャンや豆板醤を足して

また、水炊きの際も肉をごまダレで、
野菜をポン酢で食べるなどして分けますが、

ポン酢自体も

・ポン酢と七味
・ポン酢とラー油
・ポン酢とごま油

と合わせることで風味を変えたりします。

ね、ラクチンでしょう?

材料を煮るか焼くかして
ちょっといいポン酢をかければ
関西男子は満足して食べますよ^^

ポン酢は大阪のお土産にも最適

そんなポン酢、大阪のお土産としても喜ばれます。

純粋に「大阪土産」とするならば大阪のメーカーが作ったポン酢を。

「大阪のソウル調味料」としてポン酢を紹介していただくなら
中国・四国地方のメーカーのものでも構わない。

「どこ産?」よりも
「どんな料理にどう使う?」が大阪っぽいと思うので
食文化ごと持ち帰ってもらえたらうれしいなと思います。

最後にひと言。

[illust_bubble subhead=”「ポン酢にソースの代わりはできるけど
ソースにポン酢の代わりはでけへん!!」” align=”right” color=”red” badge=”” illst=”check-m2-l”](テレビ番組「たかじん胸いっぱい」に寄せられ「名言だ!」と多数の共感を呼んだ視聴者の投稿)[/illust_bubble]

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