無事に合格した看護学校。入学式にしていって許されるお化粧はどの程度なのでしょう?
また、髪色や髪型の許容範囲やピアスがOKかどうかも気になるところ。
「ナチュラルメイクを心がけて」や「化粧は華美でなければしてきてもよい」と案内に書かれているところもあれば、何も案内のない学校もあります。
この記事では、病院勤務の長い私と先輩看護師さんの意見をまとめています。ご参考にどうぞ。
看護学校の入学式、化粧はどの程度?
看護学校の入学式のお化粧は「メイクしているかしていないか判らない程度」が無難です。すっぴんでもいいくらい。美容専門学校に行くわけではないのですから。
ただ、高卒を卒業してすぐに入学する10代でも、身だしなみとしての薄化粧をするのはおすすめです。
最近は高校生のメイクテクニックがものすごく上がっているので、「薄化粧」というのがどれくらいなのか判りにくいかもしれませんね。
受け入れる学校や実習生の受け入れ先である私たちの世代から見た「薄化粧」は▼この程度です。
- 薄いファンデーション(お粉だけ、あるいはBBクリームなど)
- 眉をととのえる
- 色付きリップ
顔色が悪いと言われがちな人は、薄くチーク(ほおべに)を入れてもいいですね。でも「血色が良く見える」程度にとどめましょう。
カラコンを入れるなら直径が小さめのもの、つまり「盛らないタイプ」で瞳の色があまり変わらないもの。
つけま(つけまつげ)は入学式の日はお休みしましょう。あなたがもともと持っているもので十分です。
「なんか幼くて地味だな~」って感じるくらいでちょうどいいと思いましょう。下手に目立つと「派手な子が入ってきた」とムダに目をつけられてしまいます。
看護学校の入学式のお化粧についてまとめます
- メイクは薄め(ついてるかついてないかわからないくらいのファンデ、眉、色付きリップ程度)
- 爪は短く整える
- ネイルはしない(当たり前ですが念のため)
このように認識しておけば、まず間違いありません。
看護学校の入学式にふさわしい髪色や髪型は?
入学式の準備で気になるもうひとつのポイントは髪の色や髪型です。
高卒を卒業してすぐに入学するか、いったん社会人を経験してから入学するかによっても違いますが、化粧と同様、髪色もできるだけ抑えるめがおすすめです。
学校からの指定がない限り、真っ黒にする必要はありませんが、あまり明るい茶髪だと目立ちますね。
もしかしたら、迎え入れる看護学生(在校生=先輩方)の髪色のほうがずっと明るいかもしれません。
が、それは入学後に様子を見て調整すればいいこと。在校生も、実習に出るときは髪の色を抑えめにするはずです。
入学式にしていく髪型は、学校の指定があれば従ってください。
指定がない場合は、次のように考えましょう。
- 肩につく程度:おろしたままでOK
- 肩よりも長い場合:後ろでひとつにまとめるのが無難
化粧も髪色・髪型もとにかく地味に。少しダサいかもしれませんが(笑)、こうしておけば間違いありません。
看護師は見た目勝負の仕事とは縁遠い職業。華美な人は敬遠されます。
なぜかって、あなたも患者さんや患者さんのご家族の立場になって考えてみればわかるはず。
メイクや髪色・髪型に一生懸命な看護師さんからは、どんな印象を受けますか?
医学の勉強や看護業務よりも、自分をきれいに見せることのほうが大事な人なのでは・・・と思うのではないでしょうか。
私自身はきれいにメイクしている看護師さんも好きですが(笑)、やはり先輩看護師や患者さんからの評判はあまり良くないことが多いです。
看護師さんの仕事ぶりよりも先に「ああ、化粧が濃い人ですよね」が一言目に出てきて、損をしてしまうことがお分かりになると思います。
看護学校の入学式にピアスは着けて行っても構わない?
では、高校時代に開けてしまったピアスの穴はどうしましょう?
入学式のピアスまで指定する学校は聞いたことがありませんが、私の見聞きした範囲で考慮すると、「入学式のときだけ、派手でないピアスならOK」という見解が一般的でしょうか。
直径2~3ミリ程度の小さい石のついた目立たないピアスがありますね。あの程度なら、着けているかどうかもわからないくらいなので、問題ないでしょう。
入学式という式典は、患者さんに見える・触れる場面ではないので、着けていても問題ないという認識です。
ただし、厳しい校風の学校ならば、外して行くか、透明のキャッチを着けるくらいに留めるのがよいでしょう。
入学後の服装については入学予定の学校から指示があるはずなので、それに従ってください。
次のような場面に合わせた使い分けが必要です。
- 通常の学校生活
- 学内実習
- 学外の見学・臨床実習
なお、看護師として勤務するようになったら、勤務中はピアスをつけないのが基本です。
まとめ
看護学校なら3年間、看護大学なら4年間、それこそ髪を振り乱してノーメイクで勉強に実習に必死で取り組まなくてはなりません。小ぎれいにする余裕もなくなります。笑
この期間に深くしっかりと勉強したことは、将来、間違いなく大きな財産になります。
入学式はそのスタートライン。がんばってくださいね!