卒園式には着物で行こう! と思われているお母様方、当日持っていくバッグはもうお決まりですか?
着物なんてめったに着ないので、和装用のバッグなんて持ってない・・・と悩まれている方も多いでしょう。
着物のときにしか使えないバッグを購入するのはあまり気が進みませんが、一方で、せっかくの着物なのに、バッグがなんだか残念・・・と周囲の人に思われるのも嫌ですね。
この記事では、卒園式に着物で・・・と思われているお母様方へ、着物のときに合わせるバッグ・草履(ぞうり)についてご紹介します。
卒園式で着物ならどんなバッグが合う?
着物姿に一番合うバッグは、やはり佐賀錦をはじめとした和装用のバッグです。
和装用のバッグは(喪の場合を除いて)着物の色や着ていく場を選びませんので、1つ持っていると便利です。
でも、着物にしか合わないバッグがほとんどなので、着物を着る機会がめったにない方は、卒園式だけのためにわざわざ買うのをためらってしまうかもしれませんね。
着物には和装用のバッグを合わせないとマナー違反・・・なんてことはありません。
着物姿で持っていても違和感のない洋装用のバッグがあれば、それを代用しても大丈夫ですよ。
着物と洋服用のバッグの合わせ方は
「着物に合うバッグであれば、洋装用のものでもOK」と申し上げましたが、卒園式のようなフォーマルな席に持っていくバッグであることは忘れないでくださいね。
▼このようなものを選びましょう。
[su_list icon=”icon: leaf” icon_color=”#bcdb99″ indent=”15″]- 底にマチがあるクラシカルなタイプ
- 形は横長(着物とのバランスがよい)
お祝いの席ですので、黒や寒色系のバッグよりは、明るめの色、例えばアイボリーやベージュ系のバッグがよいでしょう。
卒園式はお昼の時間帯に行われますので、ビーズやスパンコールなどキラキラ光るものがついているバッグはNGです。
先ほどご紹介したバっぐはラインストーンがついていますが、地味めなのでぎりぎりセーフかな・・・。このバッグの場合は飾りが取り外せるようになっているので、心配であれば、外して列席されるとよいですね。
フォーマルなブランドバッグをお持ちの方は、それをお使いになってもよいですが、ブランドのロゴが大きく入ったものや、明らかにブランドバッグと分かるものは避けましょう。
また、傷や汚れの目立つものや、使い古した感じの出ているバッグを持っていくのはやめましょう。
卒園式の日に雨の予報が出ている場合、革や布のバッグでは濡れるのが心配ですね。そんなときは、もしエナメルのフォーマルバッグをお持ちであれば、おあつらえ向きです。上品な光沢感のあるエナメルバッグでしたら、着物姿にも、卒園式という場にも、おかしくありません。
※ただし、テカテカ光るエナメルバッグは着物に似合いませんし、お昼の時間帯のフォーマルの席には控えた方がよいでしょう。
なによりも大事なのは、着ていく予定の着物と合っているかどうかです。試しに着付けをして、鏡の前でバッグを持ってみましょう。ご自身のチェックだけでなく、お身内の年長の方などにも確認していただくと安心ですね。
着物の草履の色はどう選ぶ?
バッグが決まったら、次は草履(ぞうり)です。
和装用のバッグと草履はセットで販売されていることが多いので、一緒に購入するのがおすすめ。
でも、バッグは持っているものを使うので、草履だけを購入したいという方も多いでしょうね。
フォーマルな場での着物姿に合わせる草履なので、かかと部分に5センチぐらいの厚みがあるもので、色は白やベージュ、パール系のものが無難です。
こういったものであれば、どんな色の着物にも合います。訪問着などを何着か持っていらっしゃる方は、履き回しがききますよ。
着物の色に合っているなら、パステルピンクやパステルブルーなど、淡い色の草履もおしゃれです。ただし、着物よりも目立ってしまうような色合いの草履は避けましょう。
まとめ
着物に合わせるバッグや草履は必ずこれ! という決まり事はありません。
バッグや草履を含めて、卒園式のようなフォーマルな場にふさわしい着物の装いになっていれば大丈夫。
着物を着慣れていない方は、「これは着物に合う?」「着物に合わせるのはおかしい?」と不安になってしまうかもしれません。特に卒園式のようなお子様の晴れの日に失敗はしたくないですね。
そのようなときは、普段から着物をよく着ていらっしゃる方や、着物のマナーをよく知っている方にアドバイスをいただくのが一番です。お身内の年長者の方や、着物や帯・草履を購入したお店の方に、今から購入するバッグやお手持ちのバッグが着物姿に合うか合わないかを相談してみましょう。
着物で卒園式に出席される方はまだまだ少数派ですので、よい意味で注目されるよう、バッグや草履のコーディネイトをがんばってくださいね。