この記事では、七五三のとき神社に納める初穂料(はつほりょう)の書き方についてまとめました。
書き方にはどのような決まりがあるのでしょう?
のし袋の種類は?
2人分の七五三祝いを同時にする場合もありますね。その場合の初穂料の書き方も確認しておきましょう。
七五三で神社に納める初穂料(はつほりょう)の書き方
神社に納める謝礼として渡す金銭を「初穂料(はつほりょう)」といいます。
七五三の場合は「初穂料」または「玉串料(たまぐしりょう)」として納めます。
表書きは次のいずれかを使いましょう。
- 御初穂料
- 御玉串料
七五三で神社におさめる初穂料(はつほりょう)の書き方
初穂料の表書きは「御初穂料」です。
書く位置は、のし袋の水引の上。▼こちらの画像を参考に。
水引の下(のし袋の下段)には、お子様の名前をフルネームで書いてください。いずれも縦書きです。
初穂料の内袋の書き方
内袋の表には、包んだ金額を書きます。
裏には、住所と、祈祷を受けるお子様の名前(フルネーム)を書きます。
金額を書く位置は、内袋の表の中央です。縦書きで。
- 1文字分くらい空けて「金」と書きます。
- 「金」の下を1文字分くらい空けて、金額を記載します。
- 金額の数字の下に「円」または「圓」と書きます。
金額の数字は、大字で書きましょう。大字とは漢数字の代わりに用いる漢字です。
数字の改ざんを防ぐため、次のように書きます。
- 一 ⇒ 壱
- ニ ⇒ 弐
- 三 ⇒ 参
- 十 ⇒ 拾
また、バランスを考慮して次のように書きます。
- 五 ⇒ 伍
- 千 ⇒ 仟・阡
- 万 ⇒ 萬
住所と名前は、内袋を裏に向けて左側に書きます。外袋に同じく縦書きです。
郵便番号と都道府県名も記載しましょう。
封書の差出人を書くように、右から、郵便番号、住所、お子様の名前を書いてください。
七五三の初穂料をお寺に納める場合の書き方
お寺に七五三のお参りする方もいらっしゃいますね。
お寺の場合は「御布施(おふせ)」と書きます。
上部中央に(御初穂料と同じ位置)に縦書きで「御布施」と書き、その右上に「七五三詣」と記載します。
七五三詣の文字は、御布施の文字より少々小さめにしてください。
七五三の初穂料を納めるのし袋の種類
のし袋は、慶事、お祝い事に使われるものを選びましょう。
問)水引の種類は? 立体的な実物を選ぶべき?
答)印刷されたものでもOK
水引の色は、慶事に使うものとして「赤と白」が一般的です。「金と銀」でも大丈夫です。
(地方によっては「金と赤」という組み合わせもあります。)
水引の形状は「蝶結び」を選びましょう。「花結び」とも呼ばれます。
水引は印刷されているものでも問題ありません。印刷されているものの内袋には、住所と名前を書く欄が設けられているものもあります。
のしの有無について
七五三には「のし」のついた袋を選びましょう。
「のし」というのは、お祝儀袋の右上に付いている飾りを指します。のしがついた袋なので「のし袋」と呼ばれます。
お祝い事には「のし袋」が使われ、お見舞いや不祝儀には「のしのない袋」が用いられます。
のし袋が手元にない場合は、お手紙を出すときの白い封筒でもかまいません。表の上のほうに「御初穂料」と書き、下のほうに「お子様の名前」を書いて、裏に住所とお子様の名前(フルネーム)を記しましょう。
使うべき筆記用具はこれ
文字は、やはりボールペンではない方がいいですね。
筆ペンか毛筆で書いてください。
それは無理!という場合におすすめなのがジェルインクのペンです。
ペン先が1.0ミリのものなら、あまり貧相にならずに書けますよ。
七五三の初穂料~きょうだい2人の場合
七五三のお子様が2人以上の場合は、のし袋を1つにしても大丈夫です。
その場合、お子様の名前は連名で書いてください。
表の水引の下に 一番上のお子様を少し右側に寄せて、縦書きでフルネームで書きます。
あとは年齢順で、下の名前だけを 書いていきます。
初穂料の相場は5,000円です。
神社やお寺によって差があるので、事前に問い合わせて、人数分をお包みしましょう。
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さいごに
晴れ着を着たり、草履を履いたりで、はじめは新鮮な気持ちで喜ぶ子どもたちも、待ち時間が長くなると、だんだん疲れてしまいます。
大きな気持ちでお祝いしてあげてください。