2015年の節分は2月3日、
「恵方」と呼ばれる方角は、西暦の末尾が「0、5」の年は
「庚（かのえ）」と決まっており、ほぼ西南西となります。
以前も「節分は年に４回あるよ！」と書きましたが
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なかでも春の節分である２月は一番節分らしい行事ですね。
豆まきしたり、太巻き食べたり･･･。
この「春の節分」、
食べ物や恵方巻きの具材に由来や決まりはあるのでしょうか？
オススメの献立は？
節分の食べ物の由来は
節分の食べ物といえば関西では恵方巻きといわし。
■恵方巻き（太巻き寿司）
私の記憶では 昭和40～50年代は「恵方巻き」なんて言葉はなくて
「今日は節分やから『太巻き』食べるんやでー」
と言われていました。
当時はスーパーもなかったので
普通にお寿司屋さんで一人一本ずつ買ってくるのが恒例。
具材を七種入れて「七福神」に見立て、商売繁盛や無病息災を願ったそうです。
■くじら
聞いて驚いたのが山口県ではくじらを食べるとか。
なんでも「志を大きく！」ということで 大きいものを食べる風習からだそうです。
関西人としては「くじら＝和歌山」というイメージがありましたが
山口県が最初に捕鯨をしたところだそうで、鯨を食べる文化も根付いているんですって。
■そば
また、節分は旧暦の大晦日となるので
「年越しそば」として「節分そば」を食べて 前の年の邪気払いをする習慣もあります。
そばを食べることで「新春」を迎えるのですね。
■いわし
いわしの頭を柊（ひいらぎ）に刺して玄関に飾るの、ご存じですか？
柊を使うのは葉のとがった棘で鬼の目を刺すため、
鰯の頭を使うのは強い臭いで邪鬼を追い払うため。
残念ながら最近ではほとんど見かけなくなりましたし、
私の幼いころでもリアルに見たことはないんです。
４歳年上の夫は幼少時、母がいわしを焼いて頭だけ取って玄関先に刺し、
残った身の部分を食べていたと言っています。
恵方巻きの具材の決まりはある？太巻きとは違う？
恵方巻きの具材、かつては決まりがありました。
具材の種類は七種類。
- 穴子
- 玉子焼き
- 桜でんぶ
- しいたけ
- きゅうり
- かんぴょう
- 高野豆腐
が定番でした。
最近は12種類、15種類なんて豪華版もたくさん売られていて
あまり考えなくていいのかなという気がします。
決まりのない「太巻き」という感じですね。
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関西以外の方は
「コンビニやスーパーの商戦にのせられるな！」
なんておっしゃいますが、
私達は昔から馴染んでいる風習なので
「恵方巻きを食べる」
だけでも意味がある ように感じるんですよね。
具材の決まりは守らなくても、
節分に太巻き（恵方巻き）を食べておかないと なんとなく落ち着かない！
というレベルでなじんでいます(笑)。
普段作るものではないので「太巻き自体が難しそう！」と思うかもしれません。
でもね、巻くのって意外とカンタンですよ☆
･･･昨年は作る時間がなくて泣く泣く買いました＾＾；
※お子さんも食べる前提なので「サビ抜き」がデフォになってます。ご注意を。
節分の献立、どうしよう？
春の節分の献立、やはりいわしは食べておきたいですね。
季節的にも中くらいのいいいわしが手に入りますから
塩焼きにするだけで十分メインを張れます。
もし恵方巻きだけでお腹いっぱいになっちゃう！ならば
小さめのいわしを甘辛く＋梅干しで煮るのもおすすめです。
臭みがとれてさっぱりしておいしいですよ。
余ったらお弁当のおかずにもオススメ。
当サイトの春の節分オススメ献立は
- 恵方巻き
- いわしの塩焼き、または小いわしの梅干し煮
- お澄まし（麸と三つ葉、わかめなど軽めのもので）
ですね。
ボリュームが足りない！という人は
お澄ましの具を増やしたり、
旧暦の年越しの意味も込めておそばにするのもいいですね。
くじらが手に入るなら竜田揚げや鯨汁にしてもいいなー。
かつて小学校の給食で食べた鯨の竜田揚げ、おいしかったぁ。
小学校１年生のころはまだくじらが給食に出ていましたが
２年生に上がるころにはパタっと出なくなり、
最近はスーパーなどでもなかなか手に入らなくなりました。
まとめ
・2015年の春の節分は2月3日（火曜日）
・2015年の恵方はほぼ西南西
・恵方巻き、いわし、くじら、そばで献立を立ててみては？
