引越しって大変ですよね。
荷物をまとめたと思ったら荷解きをしなきゃいけないし、
まして結婚に伴う引越しの場合は手続きも多いし。
私は転勤族の家庭で育ち、
実家を出た後もよく引越しをして慣れているつもりでしたが
結婚の引越しは普通の引越しより大変。
新居のご近所さんへのご挨拶って
どんなふうにすればいいのかな・・・と迷いました。
引越しの挨拶、いつ回る?
結婚の引越しの場合、
二人同時に入ることは少ないように思います。
ご挨拶は二人のうちいずれかが入居するとき、
例えば彼が先に入居する場合は彼の入居日当日に。
それが無理なら入居後できるだけ早いうちに
お二人揃ってご挨拶に回っておきましょう。
引越し屋さんのトラックが入った日はもちろん、
事前に出入りしていれば目につくので
「あ、誰か引っ越してこられるんだね」
とわかります。
遅れて入居する側も入居までに頻繁に出入りするでしょうから
二人揃って早めにご挨拶しておくのがお勧めです。
どの範囲まで引越しの挨拶をしておけばいい?大家さんにも挨拶?
引越しのご挨拶をする範囲は
集合住宅の規模と種類によりますが、
基本は上下と両隣。
管理人さんやコンシェルジュのような人がいる場合にはその方にも。
両隣は何かと顔を合わせる機会が多いですし、
上下は音や振動が響くのであらかじめ顔を合わせて
「何かあればおっしゃってください~」
という感じにしておくのがベターです。
将来子どもをもつつもりであれば(すぐにではなくても)、
なおさら事前にご挨拶をしておくほうがいいですね。
10戸くらいの小規模なアパートやハイツなら
全家庭を回っておくほうがいい場合もあります。
戸数の多いマンションでも分譲なら長く住む前提になります。
お付き合いが長くなるつもりでご挨拶を。
賃貸であれば入れ替わりがあるので
ある程度割り切っても構わないでしょう。
大家さんへのご挨拶が必要かどうかは、迷うことがあります。
敷地内や、ごく近所に住んでいらっしゃる場合のみ
引越し当日にご挨拶に行けばいいと思います。
物件を見たときなど事前に顔を合わせているはずなので、
引越し当日は
「無事引越しが済みました。今日からよろしくお願い致します。」
と言葉だけのご挨拶で済ませてはいかがでしょうか。
敷地外や遠くにお住まいの場合はご挨拶なしで構いません。
特殊なのは社宅の場合。
社宅は「全戸」どころか「全棟」ご挨拶に回るというところもあるようです。
(例えば3棟あれば3棟すべてのお宅にご挨拶、とか・・・ 😯 )
自治会のようなものがあるはずなので
そこのまとめ役の方にまずご挨拶に伺って、
そのときにどうすれば良いかをお聞きになって慣習に従うのが無難だと思います。
引越しの挨拶、品物の予算はいくら?何をどんな包装で持っていけばいい?のしは必要?
引越しのご挨拶に伺うときの品物の基本は
[check_list image=”check1-o”]
- 300~500円の「消え物」
- 紅白蝶結びの水引
- 「御挨拶」ののし
[/check_list]
です。
詳しく書いていきますね。
■ 品物の予算
引越しのご挨拶に持参する品物の値段の相場は
「500~1,000円」と書かれていることが多いですが、
実際に用意してみると
1,000円のギフトはかなりたいそうな感じになります。
御挨拶のときに持っていく品物は
「気持ち」
というか
「形」
だけでいいんです。
初対面の者どうし、手ぶらではお互いに間がもたないし・・・的な感じ。
あまり立派な物を差し上げると「お返ししなきゃいけないかも?」と
かえって気を遣わせてしまうので望ましくありません。
品物の金額であなたがジャッジされたりしませんから
「何か持っていけばいい」くらいに割り切りましょう!
私が思う、渡す側・受け取る側の双方が割り切りやすい予算は
300円
ですね。
■ 御挨拶に何を用意する?
引越しのご挨拶にはこれ!とよく紹介されているけれど
意外と使い道がなくて微妙なものってあるんです。
その代表格がこのふたつ。
・タオル
・ミニタオル
ご挨拶の品物は後に残らない「消え物」がいいと思います。
実例をあげていきますね!
飲食物
・クッキーなどの焼き菓子(手のひらサイズ程度のパッケージ)
・お茶
・紅茶
・コーヒー(ドリップタイプの小さなパッケージなど)
日常生活の消耗品
~好みやこだわりがあるので実は難しい版~
・入浴剤
・洗剤(台所、洗濯)
・石鹸
日常生活の消耗品
~好みやこだわりに左右されにくい版~
・サランラップ
・アルミホイル
・トイレットペーパー 1~2巻 (贈答用にかわいいラッピングがしてあるもの)
・ちょっといい箱ティッシュ 1~2箱 (「鼻セレブ」など)
・地域指定のゴミ袋
私自身は食器洗い用の液体洗剤を持っていきました。
なんと、それも新居の近所のスーパーで調達したんです!
買ったスーパーのサービスカウンターで
中央部分を包み紙で覆って、上から熨斗をつけてもらいました。
(という状況なので名前は書いていません)
洗剤ひとつでも好みがあるだろうなぁと思いつつも、
引越しの準備をしながらご挨拶の品物を吟味する余裕がなかったんですよね。
田舎の一戸建てだったので「ムラ全体」に回らなければならず、
30軒ほど・・・と聞いて
「もうとにかく 遅れずに・無事に 済ませればそれでいい」
と、ドライに割り切るしかなかったです^^;
あまり考えすぎるときりがなくて
悩みに悩んでしまいますからご注意を!
■ のしは必要?どんなのし?
価格が低い品物だからこそ、のしをつけておくほうがいいです。
それだけで引き締まるというか、キリッとするんですよね。
先にも書きましたが、水引と文言は
・水引は紅白蝶結び
・「御挨拶」の熨斗
です。
お名前は書いても書かなくてもどちらでもいいですが、
書いたほうが覚えてもらいやすいですね。
(入籍前であっても入籍後のお名前だけを書けばいいですよ)
品物を差し出しながら
「はじめまして、これからお世話になります、◯◯です。
よろしくお願い致します。」
くらいが言えれば十分ですよ~。
ご挨拶しておくと、あとあと助かる
こんな時代なので、特に都会であればあるほど
「え、わざわざ挨拶なんかに来たの?」
と思われるんじゃないかな・・・
なんて心配をする時代になりました。
でもご挨拶した全員からそんな反応をされませんし、
どんな人が住んでいるのかを
わかっているほうが安心なのはお互いさまなのです。
(迎える側も、です)
中には世話好きな方もいらっしゃるはず。
私もご挨拶に伺ったときに
「わからないことがいろいろあると思うので
そのときにはよろしくお願い致します」
と言ってみたんですね。
(30軒全部に言って回りました・笑)
その中で
「ええ、私でわかることなら何でも!」
と言って下さった奥さんに
ゴミの出し方から、町内会への参加のしかたなど
細かいことを教えてもらうことができて
後々、本当にお世話になりました。
わからないこと・困ったことがあったらあの奥さんに聞け!
って感じで心強かったですね。
あなたの新生活にも助っ人さんが現れますように・・・!