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夏休みの宿題代行の料金は?違法性はある?宿題の意味とは

夏休みももう少しで終わりなのに宿題が終わっていない。
あるいは中学受験を控えているために学校の宿題まで手が回らない。

そんなお子さんを見ているお母さんの間で話題に上がるのが、
夏休みの宿題代行サービスです。

賛否両論ありますが、今回はその内容、相場、違法性について調べながら、
夏休みの宿題の意味と代行の是非を考えてみたいと思います。

夏休みの宿題代行の料金やサービス内容は?

宿題代行のサービス内容

おもに小中学生の宿題を 代わりに引き受けてくれるのが宿題代行です。
算数や漢字のドリルから 読書感想文、自由研究、ポスター作成など
さまざまな課題に対応しています。

ドリルなどはお子さんの筆跡に似せてくれたり
ポスターなどは作品がかぶることがないように作成しているようです。

宿題代行サービスの料金

学年によって多少異なりますが 今現在の相場はだいたい以下のとおりです。

  • 読書感想 1枚(400字詰)2,500円
  • 算数、漢字ドリル 1冊 7,000円
  • 工作 1個 7,000円
  • ポスター 1枚 18,000円
  • 自由研究 要相談

 ドリルは問題単位、ページ単位でも受け付けています。

自由研究はテーマにより料金が大きく変わるので
要相談としているところがほとんどですが、
少なく見積もっても5,000円以上はかかるでしょう。

ポスターはスキルが必要なので その分、料金は高めの設定になっています。

また、料金は基本的に前払いですが
半額前払い、半額後払いの形をとっている業者も あります。

宿題代行サービスの納期

依頼してからいつまでに仕上げてくれるかは
宿題の内容によって異なりますが
一週間は見ておいたほうが良いでしょう。

急ぎの場合は、特別料金で対応してくれる業者もあります。
またあまりに申し込みが多くて 受付を制限している代行業者もあるようです。

宿題代行サービスの利用者

夏休みも終わりごろになっても宿題が終わらず
慌てて宿題代行を利用する方もいますが、
中学受験に向けての学習時間を確保するために
計画的に代行を利用する方が多いようです。

宿題代行は違法なの?

宿題代行サービスに違法性はありません。

宿題代行が、私文書偽造罪、詐欺罪、偽計業務妨害罪などに あたるかどうか、
いくつかのHP上で弁護士さんが解説なさっていますが
現時点の法解釈ではいずれにも該当しないということです。

夏休みの宿題の意味は

夏休みの宿題に代行業者を利用することには賛否両論があります。

どちらかというと反対意見の方が多いでしょうか。

「宿題は自分でやるべきもの。」
「なんでもお金で解決していいのか。」
「子どもにズルを教えてどうするの。」

などなど。

賛成意見には

「学校の宿題はレベルが低すぎて時間の無駄。」
「時間をお金で買い、効果的に使うという考え方はとても大切。」
「代行を使えば受験勉強もしっかりできるし、
宿題をやらないよりは学校の先生の顔も立てることができて、お互いに都合がよい。」

などなど。

夏休みの宿題の一番の意味ってご存じですか?

ひとつは、1学期の復習をすることで基礎を固める意味。
もうひとつは、いろいろな課題を与えておくことで
生活のリズムを崩さないこと!なんだそうです。

だとしたら、その二つが夏休みの宿題以外で実現できていればいい、
ということになりますよね。

そして、そもそもなぜ宿題の代行を依頼する状況になるのでしょうか?
是非を考える上で、ここが重要なポイントじゃないかな?と私は思います。

単にサボっていた場合

夏休み中、遊びほうけてずーっとサボっていて
「もうこれでは宿題が間に合わない!」 っと
子どもが泣きついてくることもあるでしょう。

この場合は正直、自業自得ですよね。
こういう子は、一度、宿題のできていないままで学校に行かせて
先生に大目玉をくらってくるのもいいかもしれません。

計画的に行動することの大切さを学ぶいい機会になるでしょう。

夏休みに他の目的がある場合

では、受験勉強のために宿題を代行させるのはどうでしょうか?

そこには「学校の宿題は受験勉強に役に立たない」という考えが あります。

実際、学校の先生が出す宿題の中には、通常の学校生活としては良いものの、「受験対策」と考えた場合にはレベルが低いものもある でしょう。

現実には、単に子どもたちが自分の言うことを聴くかどうかを見るために宿題を出す先生もいるように思います。

でも中には、本当にその子の役に立つ宿題もあるかもしれません。

親の目で見て、「この宿題はやる価値があり、この宿題はやる価値がない」と判断するのはなかなか難しいものです。

困ってしまったので、親しくさせていただいている教育現場の知人に意見を聴いてみました。

アドバイスをもらって驚いたのが、学校の先生の立場も2つに分かれるということでした。

知人いわく・・・

先生の中には、真剣に子どもたちのことを考えて 「この夏はこの課題にしっかり取り組んでほしい。」と宿題を出す先生もいれば、あまり考えず、例年どおりの宿題を機械的に出し続ける先生も いるんですよね。

なんと!

機械的に出された宿題って・・・イヤだなぁ・・・そんなことに時間かけてらんないよね。

まず知っておいてほしいのは、親にしろ宿題代行にしろ、本人が自分でやらなかった宿題は、学校の先生にはほぼバレるってことです。
子どもが自分でやらなかったことを知って悲しくなる先生もいれば、とりあえず形だけでも出してくれれば自分のメンツが保たれるので構わない、と思う先生もいるでしょう。
子どもたちは、そのあたりにとても敏感なので、親が宿題を代行に頼んでしまおうと言っても、「この先生の出した宿題は自分でやりたい!」と言うかもしれません。

そっか~。子どもの勘ってすごいんだ。

とはいえ、どうしたらいいものか・・・。

うちは中学受験だけど、こないだママ友と話したときに、「サッカーのジュニアクラブに打ち込ませたいから、宿題を親がやるか代行を頼むか考えてる」って言ってたんだよね。

中学受験やスポーツなど、その他の明確な目的があるなら、小学6年生の夏休みは、学校の宿題を代行に任せて、受験勉強やその他の活動に集中するというのもひとつの方法だと思います。ただ、まずはお子さんとよく相談し、お子さんの意思を確認してくださいね。

なるほど。子ども自身にヤル気があるかもしれないし、「この宿題だけはやりたい!」って言うかもしれないもんね。

宿題代行サービスを検討する場合、学校の先生が信頼できそうなら相談してみるのもよいでしょう。

えっ、相談するってどんなふうに?

うちの子だけ特別扱いして! なんて言えないし・・・。

アハハ。特別扱いって言わなくていいんですよ。笑
自分の受け持ちのクラスの子が運動で成績を残すのも、中学受験で実績を残すのも、先生にとってはうれしいことだと思いますから。

「夏休みの勉強の仕方について相談したい」と面談の設定をお願いした上で、「今年の夏は受験勉強に専念させてあげたいと思ってます。学校の宿題が大切なことも分かってますが、両方こなすとなると、どちらも中途半端になってしまいます。塾の宿題のテキストやノートを提出するので、それで算数や国語のドリルの代わりとして認めてもらうことはできますか。」という感じで相談してみるのです。お子さんを同席させられると、なおよいですね。

あまり・・・な先生なら、割り切って内緒で代行を頼み、有効に時間を使うのもアリだと思います。

そうですね。先生の熱心さによって、こちらのやり方を使い分けるのもいいのかも。

宿題代行サービスに頼まなくても、ほとんど親が代行してる場合もあるんだし!

 まとめ

中学受験、塾、宿題代行・・・。

選択肢が増えると、便利な半面、迷うことも多くなります。

その子にとって本当に良い方法が採れるといいですね!