ありとあらゆるアレルギーを持っている私。
幼いころから思春期まではアトピーもありました。
成人してからは花粉症の症状が仕事に支障をきたすので年中抗アレルギー剤を服用しています。
「今年の花粉は昨年の2倍飛びます」って毎年言ってるじゃーん、と花粉症シーズンが来るのも気にせずにいました。
でも今年は違う・・・。薬を飲んでいても鼻づまりと鼻水、目のかゆみが強い!
そんな私に友達が「蓮根ヨーグルトが効くらしいよ!」と言ってくれたんだけど、それって何?
レンコンの何が花粉症に効くんだろう。
― もくじ ―
蓮根ヨーグルトが花粉症に効く?
ある種のヨーグルトが花粉症などのアレルギー症状を緩和すると聞いたことはありますが、れんこんヨーグルトとは・・・?
ヨーグルトにれんこんを混ぜたらいいの?というのが私の疑問でした。
「蓮根ヨーグルト」は
- ヨーグルトに含まれる乳酸菌による腸内環境の改善
- れんこんのアレルギー症状抑制効果と免疫を良くする効果
で、両方を同時にとることで相乗効果があるのだそうです。
初耳~!!
花粉症は「花粉」に対するアレルギー反応ですよね。
アレルギー反応を抑制して免疫力を高めれば、花粉症による症状がおさまるはず。
そのためには、腸内環境を整えることが重要なのだとか。
腸内環境って最近よく耳にしますが、具体的にはどういうことかご存じですか?
腸内環境が悪いときというのは
- 腸内の悪玉菌の数が増加
- 腸内の善玉菌が減少
という状態なのです。
腸内を整えるのがヨーグルトの役割。
では、れんこんは・・・?
レンコンの栄養ってこんなにすごいのか
レンコンに含まれる花粉症症状を改善する成分は
- タンニンやポリフェノール
- ムチン
です。
タンニンとポリフェノールはアレルギー反応を抑制します。
ムチンというのはネバネバした成分。目の粘膜の外側もムチンが覆っています。
そう、ムチンは粘膜の保護に効果的なんですね。
気管支や鼻、目、胃腸などの粘膜の表面をムチンが覆うことで、酸や細菌などから粘膜を保護します。だ液や胃液にも含まれていて、粘膜をうるおしたり損傷を防ぐ役割を持っています。
だから喘息の人がれんこんを摂ると、その効果を体感できるのでしょうね。
さらに、れんこんは食物繊維も豊富なため便通が良くなり、腸内に毒素が溜まるのを防ぐことで、間接的に腸内環境の改善を助けます。
じゃあどうやってレンコンを料理して食べようか?となるわけですが、レンコン料理といえば煮物?!
いえいえ、それだけでなく、ありとあらゆる料理のしかたがあります。
私は以前からレンコンが好きで、普通に食卓にいろいろ出していたら、
新婚数か月めのある日、夫から
「結婚してから、今までの一生分以上のレンコンを食べた気がする・・・」
と言われたくらいです。
レンコンが煮物にバッチリ合うのは皆さんご存じですよね。
他には
- 天ぷら
- 酢ばす(酢レンコン)
- きんぴら
- サッと茹でてマヨネーズと和えてサラダに
- 手間がかかってもよかったら、すり流しもおいしい
- レンジでチンしてれんこんチップスに
・・・あたりでしょうか。
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簡単で日持ちするオススメメニューは
- 酢レンコン
- きんぴら
です。
酢レンコンは好みの厚さに輪切りにします。
シャリシャリ食べたければ薄めに、噛みごたえが欲しければ3ミリ程度のやや厚めに。
酢水に漬けてから、少し酢を入れた湯にサッとくぐらせる程度に茹でます。
(余熱でも火が通るのでサッとで大丈夫ですよ)
熱いうちに甘酢に漬けます。唐辛子を入れておいてもいいですね。
これを酢レンコンとしてそのまま食べてもいいですし、少しアレンジしてもおいしくいただけます。
- すりごまと和える
- 塩コショウとマヨネーズで和えてサラダにする
(さらにすりごまを加えてもgood)
きんぴらは、酢レンコンと同じように薄い輪切りにしてもいいですが、私のオススメは縦(繊維を長く残しながら)で太めにカットすること。拍子木切りですね。ガシガシと歯ごたえバツグンでおいしいです。
酢水にさらしてから、フライパンにごま油と輪切り唐辛子を少し入れて、油があたたまったらレンコンを投入して、強火のまま炒めます。ここにめんつゆをジャッと入れて、汁気が飛ぶまで炒めます。わが家では2倍濃縮のめんつゆを適当に入れます。
レンコンを包丁で切らずに、栗原はるみさん流に「ビニール袋にレンコンを入れて、その上から麺棒で叩いて割る」、それを同じようにきんぴらにするのもおいしいです。包丁で切るより面が多くなるので、味の絡みが良くなります。
れんこん粉の使い方
アレルギー抑制効果を得るためにはレンコンを一日25~30g、最低でも3か月間食べるといいと言われています。
25~30gは、れんこんの輪切りで言えば直径7cm×厚さ7ミリくらいの大きさ。
でもレンコンって結構高いんですよね。
毎日毎日食べるのも、れんこん好きな私でも3か月続けるのはちょっとツラい。
れんこん粉(れんこんパウダー)でも、生のれんこんと同じ効果が得られるようです。
できれば花粉症のシーズン前から3か月は続けてみるのが望ましいとか。
薬ではないので、気長に摂取する必要がありますね。
れんこん粉は一日5gほど摂取すればいいそうなので、100gなら20日分です。
ヨーグルトにそのまま混ぜたり、ホットケーキに混ぜたり、牛乳やココアなど好みの飲み物に混ぜて摂取する人が多いようです。
ホームベーカリーをお持ちの方はパンを焼くときに混ぜたりもするようです。もっちりしておいしいみたいですよ~。
まとめ
花粉症に限らず、医薬品で急性症状を抑えるのではなく食べ物で体質を改善していくのは、気長に続けていく必要があります。
毎年必ず来る花粉症シーズン。れんこん粉と、おかずとしてのレンコンをうまく使いながら無理なく続けていきたいですね。