我が家はお墓参りといえばお彼岸に行っていました。
お盆と合わせると年に3回。
遠方であることと、ふだんの日は仕事があるために
お彼岸の間とお盆くらいしか日がとれないんです。
たった3回で悪いな・・・と思っていたのですが
今度のお彼岸は仕事が入ってしまいました。
お彼岸にお墓参りに行けないのは なんだか良くない気がするけど
そもそもどうして お彼岸にお墓参りをするのでしょう?
お彼岸にお墓参りをするのはなぜ?
仏教のお話になるのですが
亡き人がいる「彼岸」(川の向こう側)には 悟りの世界があり、
川のこちら側である「此岸(しがん)」には 煩悩の世界がある と言われています。
そして
- 彼岸は西
- 此岸は東
にあると考えられています。
ここで春分を思い出してみてください。
春分の日は昼と夜の長さが同じでしたよね?
これは太陽が真東から昇って真西に沈むためで、
真東と真西
つまり彼岸と此岸の距離が一番短くなる・近くなるのです。
「あの世とこの世が一番通じやすい」と考えられたため、
お彼岸にご先祖さまを供養するようになりました。
お彼岸にお墓参りに行けない、どうしよう?!
しかし、だからといって
お彼岸にお墓参りをしなくてはいけない
というわけではありません。
仕事の事情、家庭の事情などで
お彼岸に時間がとれないこともあるでしょう。
お盆やお彼岸に
家族でご先祖様の供養をすることが理想だけれども
どうしても都合がつかないときは
仏壇に手を合わせてお参りするだけでも良いそうです。
お坊さんにそう言われて気づいたのですが
いやいや行くのもご先祖様に対して失礼ですよね。
行けるとき、行こうと思い立ったときに
お墓参りをするほうが
仏様も喜んでくれるのではないでしょうか。
お彼岸っていつからいつまで?2015年は?
ちなみにですが、お彼岸は毎年変動します。
春分の日や秋分の日が 毎年違うことからもおわかりかと思います。
2015年は下記のようになっています。
■ 春のお彼岸
3月18日:彼岸入り
3月21日:彼岸の中日 (春分の日で祝日)
3月24日:彼岸明け
■ 秋のお彼岸
9月20日:彼岸入り
9月23日:彼岸の中日(秋分の日で祝日)
9月26日:彼岸明け
お墓参りに行けなくてもお仏壇に手を合わせるか、
心の中で亡き人を偲ぶのが良いでしょう。
まとめ
あちらの世界とこちらの世界が 一番近くなるお彼岸。
春と秋にあり、お彼岸の間にお墓参りに行くといいのですが
都合がつかない場合は無理をせずに心の中で亡き人を偲び、
余裕をもって行けるときにお墓参りをしましょう。
仏様もきっとわかってくださいますよ。